Vine用のDRBDをインストール |
2006/08/17 |
「VineでDRBDを使ってクラスタリング」の目次へ戻る
ここでは、私が作ったSPECを利用して、Vine用DRBDのrpmをご自身で作成していただき、インストールするまでを書きます。
前準備
Vine標準パッケージの中にはextrasパッケージが含まれますので、 /etc/apt/sources.list を編集して「extras」を追加してください。
DRBDのrpmを作成
- 一般ユーザーでログインしておきます。
DRBDのリビルドに必要となるパッケージをインストールします。
$ su
# apt-get update
# apt-get install bison flex kernel-source kernel-headers
# exit
以下の作業ではカーネルを最新版にバージョンアップしておく必要があります。最新版になっていないなら、ここで最新版にして、再起動しておいてください。
drbd.specを~/rpm/SPECSにダウンロードします。
$ cd ~/rpm/SPECS
$ wget http://tsuttayo.sytes.net/apt/specs/drbd.spec
DRBDのソースを drbdからダウンロードして、 /home/USERNAME/rpm/SOURCES に保存します。
なお、Vine3.2のようにカーネル2.4ではDRBDのバージョン7しか使えないようです。カーネル2.6ではDRBD8になるようです。
DRBDのリビルドを行うにはカーネルのmakeが必要のようです。次のようにしてカーネルのmakeをしておきます。
$ su
# cd /usr/src/linux
# make mrproper
# ls configs
ここで、自分の環境にあったconfigファイルを見つけます。この例ではkernel-2.4.31-i686.configをコピーしていますが、これは各自の環境に合わせてくださいな。
# cp configs/kernel-2.4.31-i686.config .config
# make -s oldconfig_nonint ; make -s oldconfig_nonint
# make dep
# make
# exit
DRBDのrpmを生成します。
$ cd ~/rpm/SPECS
$ rpmbuild -ba drbd.spec
DRBDのインストール
出来上がったDRBDのrpmパッケージをインストールします。
マスター・サーバ、スタンバイ・サーバともにインストールすることになるかと思います。
$ cd ~/rpm/RPMS/i386
$ su
# rpm -Uvh drbd*
DRBD7に付属するinitスクリプトではdrbd.oをロードしてくれないのでスクリプトを変更しておきます。
# emacs /etc/init.d/drbd
・
・
function assure_module_is_loaded
{
# 次の1行を追加します。
[ ! -e "$PROC_DRBD" ] && insmod drbd
[ -e "$PROC_DRBD" ] && return
・
・
|
# exit
|