anthy+scimで日本語入力 (Vinelinux)

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2005/10/28

anthyは漢字変換ができるフリーな日本語入力ソフトです。詳しくはAnthy wiki を参照してみてください。

私が使った感じでは「かな変換」も実用ベースで使える点、ATOKなどと違い、OpenOfficeなどでそのまま利用しても違和感がない点が気に入ってます。

ここではX環境下でanthy+scimを使って日本語入力ができるところまでと、私がカスタマイズした所についてメモを残しておきました。

scimのスクリーン・ショット
scimのスクリーン・ショット


anthy+scimのインストール

  1. Vineのパッケージをインストールするだけです。
    $ su
    # apt-get update
    # apt-get install anthy scim-anthy scim anthy-el

scimの設定

ここでは、Xを起動したときにscimが有効になるように設定します。

  1. scimをX起動時に常駐するようにしておきます。

    特定のユーザーのみscimを有効にしたいなら、/home/USERNAME/.xinitrcに以下を書きます。
    scim -d &
    /etc/X11/xinit/xinitrc

    全ユーザーともscimを利用するなら /etc/X11/xinit/xinitrc.d/scim というファイルを新規に作成して以下を書いておきます。
    scim -d &
    /etc/X11/xinit/xinitrc.d/scimを作った場合、実行権限を与えておきます。
    # chmod 755 /etc/X11/xinit/xinitrc.d/scim

  2. すぐにscimが利用できるように環境変数を設定します。
    特定のユーザーのみscimを最初から使うように設定したいなら、/home/USERNAME/.bashrcの最後に以下を書きます。
    すべてのユーザーでscimを最初から使うように設定したいなら、 /etc/bashrc の最後に以下を書きます。
    XMODIFIERS=@im=SCIM
    GTK_IM_MODULE=scim
    export XMODIFIERS GTK_IM_MODULE
    export USE_XOPENIM=t

これでXが起動するとscim+anthyが利用できるはずです。「Ctrl+Space」で漢字入力モードとなります。

右下にscimが表示されたら成功です。

漢字モードのOn/Offは「Ctrl+Space」で行います。


キーの変更

上記でanthyを使った日本語入力はできるのですが、私は次のような理由で以下を追加設定しました。

  • キーボードの「半角/全角」キーで漢字モードに切り替わるようにしたい。
  • 「かな変換」のとき、「\」キーで「ろ」が表示されるのでとても不便です。 初期値では「ー」を入力したい場合は「Shift+\」を入力しなければならず、私はとても違和感がありました。 この設定もついでに変えます。ローマ字変換の方は、カナ変換関係の所を読み飛ばしてください。
ただし、X上のemacsだけはこの設定をしても相変わらず「Ctrl+Space」でモード切替する必要があるようです。

  1. /etc/X11/xinit/Xmodmap.jpを編集し2行追加します。
    keycode 22 = BackSpace
    keycode 111 = Print
    keycode 113 = Alt_R
    keycode 115 = F13
    keycode 116 = F13
    keycode 117 = Menu
    keycode 120 = Katakana
    keycode 129 = Henkan
    keycode 131 = Muhenkan
    keycode 133 = backslash bar
    keycode 211 = underscore ← この変更で「ろ」キーのキーマップ変更
     
    keycode 49 = Kanji ← この追加で「半角/全角」キーのキーマップ変更
    「keycode 211」の行は、「カナ変換」する人には便利だと思います。ローマ字変換する場合、「keycode 211」の行は設定しないほうがいいでしょう。初期値では「keycode 211 = backslash underscore」なっていると思います。

    Xmodmap.jpを編集したら、Xを再起動してください。

  2. scimを右クリックすると「SCIMを設定」というメニューが出てくるのでこれを選択します。
  3. 以下で「キーボード配列を日本語にします。その後、ホットキーの「開始/終了」の横にあるボタンをクリックします。
    キーボード配列
  4. 「設定済みのキー」でキーコードの横にあるボタンをクリックします。
    キーコード
  5. 次のウィンドウで「半角/全角」キーを押します。
    元のウィンドウに戻ったら「追加」ボタンをクリックします。
    キーボード配列
  6. 私は「カナ変換」なので「ひらがな」に設定しました。
    キーコード
  7. かな入力のカスタマイズをしますので「カスタマイズ」をクリックします。。
    キーコード
  8. 入力文字列が「\」になっているところを選択し、出力文字列に「ー」を入力し、「追加」ボタンをクリックします。 これで「\」キーを入力すると「ー」が表示されるようになります。
    キーコード
  9. 同様にして、入力文字列が「_」になっているところを選択し、出力文字列に「ろ」を入力し「追加」ボタンをクリックします。 これで「ろ」キーを入力すると「ろ」が出てくるはずです。(これは初期値で設定してあるかもしれません)
    キーコード

これでウィンドウを閉じていくとキーが変更されているはずです。

もしも、設定後、おかしくなってしまったら/home/USERNAME/.scimというディレクトリを削除すると、次にXを立ち上げたとき、初期値に戻ります。

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