グループウェア「La! cooda Wiz」をVineLinuxで利用する

2003/09/17

グループウェアLa! coodaとは

株式会社システム・コンサルタンツさんが実質的にライセンスフリーで公開されているグループウェアです。
(注意)2004/06/28日、商用利用ではフリーでなくなりました。詳しくは株式会社システム・コンサルタンツさんのサイトでご確認くださいませ。

Webグループウェア La! cooda WIZに詳細が公開されています。こちらでデモもされていますので、詳しくはここを見てください。

Vine3.2へのインストールはVineLinux3.2へ「La! cooda Wiz」をインストールを見てくださいな。


VineLinuxへのインストール手順

以下の説明はVine Linux 2.6で行いました。

説明書にはApache, PHP, PostgreSQLをすべてソースからインストールするような方法で書かれていますが、これらはVineLinuxではRPMでインストール可能なので、ApacheとPostgreSQLはRPMでインストールすることを前提に以下では書いていきます。

このページでは、PHPのみソースからインストールしてあるものとして書いてあります。

Apache, PHP, PostgreSQLを全部、rpmでインストールする方のために、VinePlusのPHPモジュールを利用してVineLinux2.6r4へ「La! cooda Wiz」をインストールする説明を追加しました。


必要なパッケージのインストール

  1. 必要なパッケージがインストール済みかを確認します。rpm -qaでインストールされているか確認できます。インストールされていれば、パッケージ名が表示されるはずです。
    $ su -
    # rpm -qa | grep apache
    # rpm -qa | grep postgresql
  2. インストールされていないパッケージはインストールしましょう。ソースからすでにインストールしている環境ではrpmのインストールはしないようにしてくださいね。
    # apt-get install apache
    # apt-get install postgresql
  3. Apacheがサーバー起動時に起動されるようにしておきます。ここではWebminを使って設定することにしましょう。Webminへログインしてください。
    「システム/起動およびシャットダウン」をクリックします。そして、アクションの「httpd」をクリックします。
    「起動時に開始しますか?」で「はい」を選択して「保存」ボタンをクリックします。これで、サーバー起動時にApacheが開始されます。
  4. PostgreSQLがサーバー起動時に起動されるようにしておきます。これもWebminを使って設定してください。
    「システム/起動およびシャットダウン」をクリックします。そして、アクションの「postgresql」をクリックします。
    「起動時に開始しますか?」で「はい」を選択して「保存」ボタンをクリックします。

PostgreSQLの設定

  1. エディタで/var/lib/pgsql/data/postgresql.confを編集します。変更箇所は以下です。
    #silent_mode = false
    ↓コメントをはずしてonにする
    silent_mode = on
     
    #tcpip_socket = false
    ↓コメントをはずしてonにする
    tcpip_socket = on
  2. PostgreSQLを再起動します。Webminで「サーバ/PostgreSQL データベース サーバ」をクリックします。
    「PostgreSQLサーバの停止」ボタンが表示されていたらこれをクリックして停止させます。
    次に「PostgreSQLサーバの開始」ボタンをクリックして開始させます。
  3. この説明では、PostgreSQLへは暗号化パスワードを使って接続する方法で書きます。VineのPostgreSQLの初期値では「IDENT authentication failed for user」というようなエラーとなりますので、暗号化パスワード以外を使う場合も自力でなんらかの設定変更をする必要があります。

    最初にpostgresのパスワードを設定しておきます。これを後回しにするとWebminから設定できなくなるので、以下の順番のとおりに設定を進めてください。

    1. Webminで「サーバ/PostgreSQL データベース サーバ」をクリック
    2. 「PostgreSQL ユーザ」をクリック
    3. ユーザ名の「postgres」をクリック
    4. パスワードが「なし」になっているので、無しではないほうを選択してテキスト・ボックスにパスワードを入力してください。そして、「保存」ボタンをクリックします。このパスワードはPostgreSQLの管理者パスワードとなるので、忘れないように注意してください。

  4. PostgreSQLで暗号化パスワードを有効にします。Webminでも設定できると思いますが、間違えると再設定できなくなるのでここでは設定ファイルを直接編集します。エディタで/var/lib/pgsql/data/pg_hba.confを次のように変更してください。
    # 以下をコメントにする
    #local  all     ident   sameuser
     
    # 以下の行を追加
    local all crypt
    host all 127.0.0.1 255.255.255.255 crypt
  5. PostgreSQLを再起動します。Webminで「サーバ/PostgreSQL データベース サーバ」をクリックします。
    「PostgreSQLサーバの停止」ボタンが表示されていたらこれをクリックして停止させます。
    次に「PostgreSQLサーバの開始」ボタンをクリックして開始させます。
  6. もう一度、WebminでPostgreSQLの設定画面を開いてみます。パスワードを聞かれるので、先ほど登録したpostgresのパスワードを入力します。この時に設定画面が開けないようなら、/var/lib/pgsql/data/pg_hba.confの変更を元に戻して、PostgreSQLの設定を最初からやり直してください。

「La! cooda Wiz」のインストール

  1. 「La! cooda Wiz」をダウンロードします。無償配布ですがユーザー登録は必要ですので、ブラウザを使ってWebグループウェア La! cooda WIZでユーザー登録してダウンロードします。
  2. ダウンロードしたら、そのファイルを/usr/local/srcへ移動します。
    $ su -
    # mv wiz_linux_*.tar.gz /usr/local/src
  3. 解凍します。
    # cd /usr/local/src
    # tar zxvf wiz_linux_*.tar.gz
  4. データベース生成のスクリプトを実行します。
    # cd wiz
    # su - postgres
    $ cd /usr/local/src/wiz
    $ ./postgres.sh
    Name your database.(default:masters) -> ここでEnter
    Name database username.(default:nobody) -> apache
    パスワード:postgresのパスワード (このパスワードは何度も聞かれる。すべてpostgresのパスワードを入力)
    $ exit
  5. 「La! cooda Wiz」のインストール・スクリプトを実行します。

    # ./root.sh

    (ここはDocumentRootでなくても、Apacheで公開しているディレクトリであればどこでも良い)
    Where is DocumentRoot of Apache? -> /home/httpd/html
    OK.

    (サーバー名を入力します)
    What is your server name?(default:localhost) ->tsuttayo.sytes.net

    Name httpd username.(default:nobody) -> apache
    OK.
    Name database username.(default:nobody) -> apache
  6. PostgreSQLのapacheユーザーのパスワードを設定します。
    1. Webminで「サーバ/PostgreSQL データベース サーバ」をクリック
    2. 「PostgreSQL ユーザ」をクリック
    3. ユーザ名の「apache」をクリック
    4. パスワードが「なし」になっているので、無しではないほうを選択してテキスト・ボックスにパスワードを入力してください。そして、「保存」ボタンをクリックします。
  7. インストールされたgw.phpを変更します。
    エディタでインストールされたディレクトリにあるgw.phpを開いて、以下の部分を変更します。
    $db_password = "PostgreSQLのapacheユーザーのパスワード";
    $_ROOT_URL_ = "http://インストールしたディレクトリのURL";
  8. Apacheの設定を変更します。
    /etc/httpd/conf/httpd.confをエディタで開いて、「La! cooda Wiz」をインストールしたディレクトリのAllowOverrideを「AllowOverride Options」または「AllowOverride All」などとします。

    Apacheの設定を変更したらApacheを再起動してください。
    # /etc/init.d/httpd restart

  9. PHPの設定をします。ここでは.htaccessを使って設定しておきます。「La! cooda Wiz」をインストールしたディレクトリにエディタを使って.htaccessというファイル名で保存してください。.htaccessの内容は以下です。
    php_flag magic_quotes_gpc off
    php_flag register_globals on
    php_flag output_buffering on
    php_value output_handler "mb_output_handler"
    php_value default_charset "Shift_JIS"
    php_value mbstring.language Japanese
    php_value mbstring.detect_order "auto"
    php_value mbstring.internal_encoding "EUC-JP"
    php_value mbstring.http_input "auto"
    php_value mbstring.http_output "SJIS"
    php_value mbstring.substitute_character none
    php_value mbstring.encoding_translation On
    php_value session.use_trans_sid 1

これでインストールはすべて完了です。

インストールしたディレクトリをブラウザで開いてください。パスワードを聞かれるのでユーザー名「admin」、パスワード「wiz=0yen」でログインしてください。

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